日常

耐震基準について


みなさんこんにちは


事務員のSです


今日で東日本大震災から13年が経過しました。

多くの人が亡くなり、多くの建物が流されてしまいました。


あの地震を経験した私たちは「悲しい、つらい」という思いだけでなくその経験を活かさなければいけません。


今一度、お住まいの耐震補強工事や、耐震対策をご検討願います。


「旧耐震基準」、「新耐震基準」とは

耐震基準とは、地震に一定以上耐え倒壊しない基準の事です。

新旧の違いについて簡単に説明していきます。



1978年に起きた「宮城沖地震」で甚大な被害を受け、1981年に1度目の大きな耐震基準の見直しがされました。

また、1995年の「阪神淡路大震災」では木造住宅が多く倒壊したことから木造住宅に限り、2000年に2度目の改正が行われました。


2000年耐震基準について

先ほども述べたように「阪神淡路大震災」により多くの木造住宅が倒壊しました。

それをふまえて2000年に改正された耐震基準では以下の3点が大きく変更されています。

①地盤に応じた基礎の設計

地盤が緩いとその分沈んでしまい、建物が歪んでしまいます。その為、家を建てる際は地盤調査が必須になる。

②接合部に金具取り付け

新耐震基準(木造住宅の場合)では梁と梁の接続部分に金具設置などの明記が無く、地震などの災害時に抜けてしまう可能性があるため決められた金具を使用する。

③偏りのない耐力壁の配置

たとえば家の一方だけに窓などを多くつけると、その分壁が少なくなりますよね。そうすると地震の際に、揺れに耐えられない窓が多い方から倒壊していくでしょう。「阪神淡路大震災」でもそのような家があり倒壊した例がありました。そこで、バランス計算を義務化し、「偏心率」という度合いを決め、その数値を0.3以下と定めた。

https://mitomi-estate.com/system_real-estate-industry/transaction_restriction/quake-resistance-standards/


マンションなどの鉄筋コンクリートは「新耐震基準」で変更はなく、現在でも同様の基準で建築されています。



耐震基準を満たさない建物について

2000年以前に建てられた木造住宅や、新耐震基準以前のマンションなどは耐震補強の義務付けはされていません。

よってするしないは各々で決めなければならないのです。地域によっては地震があまり起きないところもありますが、

約10年ごとに1度大きな地震が来ている日本ではいつどこで大規模地震が起きるかわかりません。

能登半島地震では旧耐震基準の建物が多く倒壊した可能性があり、新耐震基準を満たした建物でさえも大きな被害が出ていると言います。


新潟市では耐震リフォームをする方に補助金制度が設けられています。(令和5年度は受付終了)

耐震リフォームは2階建てのお家で約100万円~150万ほどかかり高額ではありますが、

補助金制度を使えば全額負担することなくリフォームが可能です。





最後に

みなさんがお住いのお家はいかがでしょうか?

耐震基準というのはお家を守るのではなく、人命を守る為のものです。

人生で1度の大きな買い物と呼ばれるお家も、耐震基準を満たさなければ命を脅かすものになってしまいます。

地震を耐えても、自然災害は他にもたくさんあります。今一度お住いの耐震基準をご確認ください。

確認方法は1つです。

築年数で見るのではなく、「建築確認済証の発行日」で見てください。

建築確認申請は施主が行いますが、設計した会社が申請を代行することもあります。

検査結果が合格になれば完了検査済証が発行され、ハガキにて所有者へ郵送されます。中古住宅の場合は、建築業者が施主となるので住宅の引渡し後も建築業者が保管していることがあります。手元にない場合は、建築業者に確認を取りましょう。


ここまでお読みくださりありがとうございました。

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